Baaaa というアプリがある。
カメラで世界を写すと絵文字が生成される。
生成された絵文字は丸い皿に乗り、音を奏でる。
それをだれかと共有できる。
自分の世界とその瞬間を絵文字で切り取る SNS という表現がよいだろうか。
生活感がありすぎる
このアプリを触って思うことはその美しさだろう。
Design、UI、Haptic、Sound すべてが洗練されている。
ぜひ体験してみてほしい。
絵文字について
絵文字というものがある。絵であり文字だ。文字でありながら絵である。
文字というものはテクストだ (正確にはテクストに織り込まれたものである)。
しかし、それの使用自体はコンテクスト (文脈的) なものでもある。
なぜなら、その文字を使う言語圏に (共通の認識に) ふれていなければならないからだ。
少なくともその言語圏について (背景の知識を) 知っていなければならない。
絵文字はどうだろうか ?
非言語的という意味ではハイコンテクストである。
しかし前述の、文化や言語の文脈依存性という意味でコンテキストな文字。
そういう意味で、そしてそれに対して、絵文字はもっともテクストなものである。
それ自体にビジュアライズされている。
多くの人が、読むことが (見ることが) できる。
絵文字はそれ、それ自体なのである。
文字は人と人をつなげる。
だから絵文字はもっと多くの人と人をつなげる。
この Baaaa は、絵文字を介して世界と音をつなげる。
そして SNS (ソーシャル・ネットワーキング・サービス) であるのだから人と人をつなげる。
Baaaa
https://apps.apple.com/jp/app/baaaa/id6447463352
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